丸わかり!アルミ合金と分類の仕組み
こんにちは!
愛知県高浜市に本社を置き、愛知県知多郡や名古屋市などでアルミ加工・溶接加工・パイプ曲げ加工を請け負っている株式会社二村工業所です。
皆さまはアルミニウムについてどのような印象をお持ちですか?
アルミニウムは軽い・強い・熱が伝わりやすいといったメリットがありますが、デメリットももちろん存在します。
では、アルミニウムの傷つきやすい・鉄より強度面で劣るといったデメリットを、どのように補っているのでしょうか?
今回はアルミニウムのデメリットを補うアルミ合金と、その分類についてご紹介いたします。
アルミ合金っていったい何だろう?と以前から疑問を感じていた方は、ぜひ参考にご覧ください。
アルミ合金ってどんなもの?
アルミ合金という言葉を知っていても、それがどのようなものなのか理解できていないという方は多いのではないでしょうか。
簡単に解説すると、アルミ合金の「合金」は2種類以上の物質を混合したもののことです。
アルミに銅やマグネシウムを加えたものなどがアルミ合金と呼ばれます。
混合されている物質ごとに分類される
アルミ合金にはさまざまな種類が存在し、その名称はJISの規格に則って4桁の数字とアルファベットで構成されます。
4桁の数字は混合されている物質ごとに1000番ずつ分類されており、例えばアルミニウムと銅で構成されているアルミ合金はA2000番台の「A2017」や「A2024」という名称です。
ほかの分類について簡単にご紹介いたしますと、1000番台は成分の99%がアルミで構成、3000番台はマンガン、4000番台はシリコン、5000番台はマグネシウム、6000番台はシリコンとマグネシウム、7000番台は亜鉛とマグネシウムを加えたアルミ合金となります。
さまざまなアルミ合金の中から、どのような場所に使用するものなのか、どのような形状のものなのかということを踏まえた上で、デメリットを補える材料を選んでいきます。
デメリットを補ってより優れた製品を!
アルミ合金とその分類についてご紹介いたしましたが、参考になりましたでしょうか。
航空機や化学工業タンクなどの特殊なものをつくる際は、アルミニウムをそのまま使用するのではなく、アルミ合金でデメリットを補うことが大切です。
弊社ではアルミ・パイプ加工や加工した金属類の取り付けなど、幅広くご依頼を承っております。
アルミ合金に関するご依頼はもちろんのこと、ステンレスの加工も可能ですので、難易度が高いとされるご依頼でもお気軽にご相談いただけますと幸いです。
それでは最後までご覧いただき、ありがとうございます。