一つひとつの部品から車椅子が完成するまで
こんにちは!
愛知県高浜市に本社を置き、愛知県知多郡や名古屋市などでアルミ加工・溶接加工・パイプ曲げ加工を請け負っている株式会社二村工業所です。
弊社では、テーブル・椅子などをはじめとするオフィス家具や車椅子・特殊車両といったものの部品づくりに携わっています。
今回はその中から車椅子が完成するまでの工程について解説します。
いつか介護などの現場で必要となるかもしれない車椅子がどのようにつくられているのか、興味がある方はぜひ最後までご覧いただけますと幸いです。
最初が肝心!企画・設計
車椅子に使用する部品をつくる前に、まずはどのような車椅子が求められているのか、企画して案を出し合い、その上で設計を進めていきます。
どんなに部品をつくる技術が優れていても、企画・設計に欠点があればいい製品はつくれません。
本当にニーズを叶えているのか、利用者さまの目線に立って何度も修正を重ねてやっとこの工程が完了します。
いきなりつくらずにまずは試作!
設計が仕上がったからといってそのまま製造へと移行するのではなく、まずは試作品をつくって仕様上の問題がないかという点や、安全性などについて確認を行います。
よりいい製品をつくるためには一人で判断するのではなく、さまざまな視点から改善点がないか考えていくことが大切です。
加工から組み立て、出荷まで
試作品が完成したら、いよいよ車椅子に使う部品の加工です。
パイプを切断したり曲げ加工などを加えて、車椅子のフレーム部分をつくります。
部品一つひとつを溶接でつなぎ合わせ、傷防止と滑らかな手触りを演出するための表面処理を施します。
続いて、車椅子の大切なパーツの一つでもあるシート部分の裁縫、キャスターなどのプラスチック・ゴム部品を丁寧につくり、それぞれのパーツを組み立てて完成です。
完成後は品質面で問題がないか点検をしっかりと実施した上で、出荷されるというのが一連の流れとなります。
車椅子以外のご依頼もお待ちしております!
弊社でも手がける車椅子の製造について、完成までの流れを簡単に解説いたしましたが、参考になりましたでしょうか。
車椅子のご依頼はもちろんのこと、弊社ではさまざまな部品の加工・組み立てのご依頼も承っております。
不備チェックなども厳しく行い、品質チェックで不合格品が出た場合は再発防止・原因究明に努めるなど、製品を利用されるお客さまの安心・安全を第一に施工に臨みますので、製造業者をお探しの方はぜひお気軽にご相談くださいね。
それでは最後までご覧いただき、ありがとうございました。