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パイプ曲げ加工の原理と形状

こんにちは!愛知県高浜市に拠点を置き、長年、アルミ・パイプの加工や組み付け作業を手掛けております株式会社二村工業所です。
身近で使用されている金属製のパイプや金具を手で曲げて、歪んだりねじれたりしたことがある方もいるのではないでしょうか。
ですが、中が空洞のパイプは、断面の形状を維持して曲げるのは非常に難しいです。
そのため、製造業者は機械を使い、原理に基づいて加工しています。
今回は、パイプ曲げ加工の原理とさまざまな形状をご紹介します。

パイプ曲げ加工の原理


パイプ曲げ加工は、引張応力・圧縮応力・内側曲げR・最小曲げRの原理を知ることが大切です。
引張応力とは引張力が作業するとき、材料内部に生じる力をいい、圧縮応力は圧縮する力に対する材料内部の力のことです。
内側曲げRは、材料を曲げる際の曲げ位置にかかる半径を指し、小さくすれば外側が割れたり内側にシワができたりします。
最小曲げRは、材料が割れない最小の内側半径値ですが、素材の延伸性や板厚によって変わります。

パイプ曲げ加工の形状

ここでは、代表的な形状をご紹介します。
への字曲げは、90°未満の範囲で「へ」字に加工する方法です。
L型曲げは直角に「L」字に加工し、レ型曲げ(V字曲げ)は95~175°程度で「レ」字に加工する方法です。
U字曲げは180°に「U」字に加工する方法で、コ型曲げは「コ」字に加工する方法ですが正確に加工するのが難しいといえます。
Z字曲げは「Z」字に加工する方法ですが、完全な形ではない場合でも同じ表現をします。

パイプ曲げ加工の使用用途

さまざまな機器の配管や建築材料の部材、テーブルや椅子の脚などは、パイプ曲げ加工でつくられています。
多くの素材はアルミ・銅・鉄・ステンレスのほか、チタン・真鍮なども加工され、さまざまなシーンで活躍しているのです。
パイプ曲げのさまざまな形状は、組み合わせ次第でオリジナルの製品ができます。
その際、パイプの断面形状や太さ、用途にあわせて最適な材料を使って加工します。

二村工業所へご相談ください!


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弊社はさまざまな金属加工やアルミ加工をはじめ、さまざまな形状の組み付けや加工を手掛けております。
パイプ曲げ加工・アルミ・金属加工をご検討中なら、ぜひ弊社にお任せください。
アルミ素材は柔軟性がありますが丈夫で美しい特性があり、お気に入りの製品を長く使って頂けます。
もちろん、現在所有されている製品のカスタマイズもご提案させてください。
高浜市を拠点に名古屋市、愛知県内も対応しておりますので、皆様からのご連絡をお待ちしております。
ご依頼の際は、お問い合わせページよりお気軽にご相談ください。
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