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アルミニウム合金の種類と特性

こんにちは!愛知県高浜市から愛知県各地に向け、パイプ曲げ加工、アルミ加工、金属加工などを承っております、株式会社二村工業所です。
アルミニウム合金は、求められる素材の性質により、展伸用合金と鋳造用合金に分類されます。
それぞれ、非熱処理合金と熱処理合金に分けられ、さらに添加元素の種類で細分化されているのです。
また、これらの種類に属さない合金は、より軽い金属が使われています。
そこで今回は、アルミニウム合金の種類と特性をご紹介します。

非熱処理型合金


非熱処理型合金は、圧延や押し出しなどの冷間加工によって素材の強度を高めるため、熱処理を必要としない合金です。
例えば、純アルミニウム(1000系)、Al-Mn系合金(3000系)、Al-Si系合金(4000系)、Al-Mg系合金(5000系)があります。
純アルミニウムは熱や電気の伝導性が高いため、成形性・溶接性・耐食性が良好ですが、強度が低い点があります。
そのため、Mn(マンガン)・Si(シリコン)・Mg(マグネシウム)などを添加して、アルミの特性を保ちつつ強度を高めているのです。

熱処理型合金

熱処理型合金は、熱処理と冷間加工によって、強度を高める合金です。
アルミニウムに添加した元素は、指定温度・時間・冷却速度によって、合金の特性が変わるため、ニーズに適した素材ができます。
例えば、Al-Cu-Mg系合金(2000系)、Al-Mg-Si系合金(6000系)、Al-Zn-Mg系合金(7000系)があります。
これらの合金は、銅・マグネシウム・シリコン・亜鉛を含むため、現有アルミニウム合金で最高の強度があるのです。

Al-Li系合金

Al-Li系合金は、前述のどの合金系にも属していない合金です。
高強度用の合金に、リチウムを添加しているため、軽量化・低密度・高鋼性・高強度のほか、高電圧抵抗という特性があります。
アルミリチウム合金の種類は、A8011、A8021、A8079、A8090があり、8000系の合金は他と比較してFeの量が多い材料です。
これらの合金は、航空機材やスペースシャトル、食品や衣料用包装、医薬品のアルミ箔、電気通信用など、さまざまな用途で使われています。

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弊社は、高浜市を拠点に名古屋市や愛知県内で、金属加工に関する業務に携わっております。
アルミニウム合金は、アルミの特性を生かしつつ、ニーズにあわせてつくられており、それぞれが細分化されているのです。
弊社では、これまでの経験やアルミニウムに関する豊富な知識を生かすことで、高品質な施工を実現可能です。
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