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アーク溶接に使う機器

こんにちは!愛知県高浜市を拠点に、アルミ加工やパイプ曲げ加工、金属加工などの製造を手掛けております、株式会社二村工業所です。
金属を接合するアーク溶接は、花火のような光と音を発して、少しずつ金属をつなげます。
光の先にあるアーク熱は、5000℃を超える温度で、金属を溶かしているのです。
正確かつ確実に溶接を行うには、溶接する材料にあわせて、さまざまな機器や最適な材料を選択することが大切です。
そこで今回は、アーク溶接に使う機器をご紹介いたします。

溶接ワイヤー


溶接ワイヤーは、自動溶接や半自動溶接のアーク溶接機に使用します。
コイル状の溶接ワイヤーは、自動で供給するため、溶加材がなくなるたびに作業を止める必要がありません。
また、溶接ワイヤーは電極と溶加材の働きをするため、溶接したい材料にあわせてワイヤーを使い分けます。
ソリッドワイヤーは、同質の材料でつくられているワイヤーです。
汎用性が高く、さまざまなシーンで使われており、価格も比較的安価なため多くの現場で活用されています。
また、ヒュームやスラグの発生が少ないという特徴があるため、主にミグ溶接で使います。
フラックスワイヤーは、フラックスを内包したワイヤーです。
主に、ガスシールドアーク溶接用を指しており、ワイヤーによって原料や配合比率が異なるのです。
例えば、酸化チタンをベースにしたスラグ系と、鉄粉を多く含有しスラグ形成剤をほとんど含まないメタル系があります。
フラックスワイヤーは、スラグやスパッタの発生が少ないため、主にマグ溶接で使います。

溶接棒

溶接棒は、金属の芯材にフラックスを塗布しており、被覆アーク溶接で溶接棒ホルダに挟み手作業で使用します。
昔からある被覆アーク溶接は、手作業で溶接棒を交換する必要があるため、作業を中断しなければなりません。
また、溶接棒は溶接方法や材質にあわせ、ステンレス用・軟鋼用・鋳物用などから適切な製品を選ぶことが大切です。

二村工業所へご相談ください!


被覆アーク溶接は、溶接棒の使い方次第で柔軟に溶接できるため、技術が進化しても途絶えません。
弊社でも、技術の進化と共にさまざまな技術を向上しながら、製造業に携わって参りました。
また、製品に対する不具合には原因究明と再発防止を行い、安全性を高めることを心掛けております。
そのため、適切な材料の選択や判断、安全面に配慮した最適なご提案や施工が可能です。
高浜市や名古屋市でパイプ曲げやアルミ・金属加工をご検討中なら、ぜひ弊社にお任せください!
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最後までご覧頂き誠にありがとうございました。