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アルミニウム表面処理の種類

こんにちは!愛知県高浜市を拠点に名古屋市などでアルミ加工、パイプ曲げ加工、金属加工を承っております、株式会社二村工業所です。
酸素と結び付きやすい性質があるアルミは、自然に薄い酸化被膜を表面に形成することで、腐食を防いでいるのです。
しかし、その膜厚は強度がなく壊れやすいため、用途にあわせて適切な表面処理を行い、アルミの特性を高める必要があります。
今回は、アルミニウムを強化する表面処理の種類をご紹介します。

アルマイト処理


アルマイト処理は、電気分解を利用して人工的に厚く強固な酸化被膜を生成します。
これを陽極酸化被膜処理ともいいます。
この方法では、電解液の種類・温度・電流密度などの条件や、合金の種類を変えると硬度を高めることが可能です。
また、封孔処理は酸化被膜の表面に生じる微細孔を密閉して整えると、耐食性や耐汚染性が向上します。
さらに、孔に染料を入れるカラーアルマイトや、二次電解着色による着色は、機能面のほかに装飾性も高められます。

めっき

めっき処理は、水溶液中の金属イオンを使って、材料の表面に金属被膜を析出(電着)する処理です。
例えば、電気を流して金属を析出させる電気めっきは、コストが安くさまざまな特性の付与が可能です。
また、無電解めっきは電気を使用せず、物質の化学反応で金属を析出するため、複雑な形状でも均一に処理できます。
置換めっきでは、水溶液中の金属イオンと物質の表面金属が溶解した部分が置換して、金属が析出します。

化成処理・塗装

化成処理は、金属などの表面に化学的な方法によって、酸化被膜を析出させる処理です。
膜厚は0.1~0.3ミクロンと薄く、耐食性・耐摩耗性は劣りますが、塗装との密着性が優れており、下地処理にも使用されています。
塗装は樹脂被膜をスプレーなどでアルミニウムに付着させ、耐久性を付与させる処理です。
また、水溶液中で電流を流し樹脂被膜を析出させる電着塗装は、通常の塗装と比べて均一な塗膜を形成することが可能です。

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